従業員からの情報発信第11回

今回は二月に行われた歓送迎会を兼ねた懇親会と小さな社会貢献として街道筋の掃除の様子そして管理者養成学校女子戦力化コースに参加した体験報告をお伝えします
歓送迎会(懇親会)の様子

二月八日に二年間業務グループで事務担当として活躍された鈴木さんが寿退社されることになり送別会を行いました。また、新しく技術設計担当として加わった柴田さんの歓迎会もあわせて行いました。

歓送迎会と言えばどこかのお店の会場を使っての会食というパターンがほとんどだと思います。ところが当社では、食堂が居酒屋風の座卓になっているので、そこを利用して従業員はもとより社長自らが料理の腕をふるうというユニークな手作り宴会を行っています。

懇親会は事前に班分けを行い班五人程度で六班位の班に分かれます。次に他の班と料理が重ならないように班長が話し合いをし、前日または当日買い物に行き、夕方仕事が終わってから30分位で料理を作ります。

今回のメニューは、釜揚げきしめん・盛りそば・麻婆豆腐・お好み焼き・肉団子鍋・すなぎも・串焼き・チンゲン菜とはんぺん炒め・豚キムチもやし炒め等でした。
料理の苦労話や美味しかったかどうか、又気づいた点などをインタビューしました。

質問:自分たちの班のメニュー及び作るときのポイントは?

釜揚げきしめん:ゆですぎてこしがなくならないように気をつけました。

麻婆豆腐:水とひき肉の量を適量にします。

すなぎも:じっくり焼いて中まで火を通すこと。

肉団子鍋:旬の素材を使うことはるさめは先に入れると鍋に焦げ付くので、後で上に乗せた方が良い。
串焼き:安く簡単に早く。
質問:何か気づいた点があったらお願いします
  • メニューがワンパターン化しているのでもう少し工夫を。
  • 料理の量をもう少し多くしてほしい。
  • 調理時間が短かった。
  • 簡単で美味しい料理を工夫したい。

社内での宴会は時間を余り気にしなくても良く、場所代不要、お酒もジュースも飲み放題です。料理の味は時の運もありますが、量が少なかった点意外はだいたい皆満足していたようです。後片付けが大変ではと思われるかもわかりませんが、皆でやれば早く済みそれも問題ないと思いました。日ごろあまり話す機会の少ない他部署の方々とも共通の話題で盛り上がることができ、有意義な一日となったようです。

街道筋の掃除

毎週金曜日の午後3時から5時までは5S活動を行っています。5S活動とは整理・整頓・清掃・清潔・しつけの5Sで、全員参加でグループに分かれ、事務所及び工場棟の床磨き・トイレ掃除・洗車に加え街道筋の清掃も行っています。

当社の前の道路は、旧国道沿い東海道五十三次の岡崎と知立の間に位置していて、立派な松並木も現存しています。松は季節によっては落ち葉が大変多く、又街道筋はごみも多いので毎週ごみ拾いを行うようにしています。
質問:街道筋の掃除について一言お願いします。
空き缶、タバコの吸殻、包装ビニール袋等、たくさん落ちています。
それを手で拾いゴミ袋に入れながら約300mの距離を歩きます。多い時はゴミ袋に半分くらいのごみがたまります。
会社の周囲が少しでもきれいになり住み良い環境作りに役立ちたいという願いで始めました。時間的に小学生の下校時間に当たるので「こんにちは、気を付けて」と挨拶を交わしながらゴミ拾いをすると、大変気持ちの良いものです。この輪が人伝えに広がり、街道周辺一体に及ぶといいと思います。

                                        (伊藤嘉弘 談)
ちなみにここから車で10分くらいのところには「伊勢物語」で有名な無量寿寺があり、かきつばたの名所として五月には多くの観光客が訪れます。

管理者養成学校について

静岡県の富士宮にある管理者養成学校は、合宿方式でテレビも携帯電話もない所でほぼ一週間、新人研修・リーダー研修などで行動力パワーアップをはかります。昨年入社の永谷さんがこの度「女子戦力化コース」の研修を無事終了してきましたので感想を聞きました。

質問:管理者養成学校へ行った感想はいかがでしたか?

訓練初日から、挨拶の仕方、礼儀を繰り返し指導されました。講師の方の迫力と他の訓練生の意気込みに圧倒されて、中途半端な気持ちではいけないなと思いました。

訓練では、様々な項目をこなさなければなりません。1分間スピーチ・駅頭歌唱・40キロ夜間行進・電話報告などです。駅頭歌唱ではJR富士宮駅前でひとり立って大声で歌を歌いました。通り行く人達、駅のホームで電車を待っている人達が、じっと私を見ていました。普段の私ならきっと逃げ出したいと思ったでしょう。しかし、訓練中は常に大きな声を出すように言われているため恥ずかしい気持ちが無く歌えました。私自身驚きました。

又、40キロ夜間行進で、地図を片手に班友と励まし合い完歩を目指しました。今までに歩いたことのない距離だったのでゴールに近づく頃には、みんな脚が棒のようになり気力だけで歩きました。9時間40分かかりましたが無事に戻れた時は何とも言えない気持ちになりました。班友が一緒だったからこの距離を歩くことが出来きました。
訓練中は今までにない経験ばかりしましたが、その中で自分の弱さや欠点、又、人の温かさを知ることができました。自分を見つめ直すことなどなかったのですが、考える時間が持てて良かったです。そして、たった8日間ですが苦楽を共にした班友に出会えたことが嬉しかったです。

女子戦力化コース卒業  永谷智子