東和精機 従業員からの情報発信 第141回

東和精機 従業員からの情報発信 第141回です。
今回は、人間学研究会、安全教育、職場環境改善等の話題をお伝えします。

人間学研究会

毎月人間学研究会を行っています。

致知出版社の月刊誌「致知」の中から社長がトピックを2つ選定し、それについて各自感想文を書いてきます。

当日、3~4名の班に分かれ、班ごとに書いてきた感想文を読み合い、コメントしていきます。

全員が終わったところで、各班の代表者が全員の前でもう一度感想文を読み、最後に社長が全体の総評します。

今回のトピックは、


★体験的教育論「我が矯正人生」——Sとの出会いが教えてくれたこと

亀井史巠氏は広島市に居住する元刑務官。85歳。
38年間の矯正人生を通して多くの犯罪者を更生へと導いてきた。
ここで紹介するSもその一人である。処遇に携わった亀井氏自身が「生きた鬼」と形容し、「生きた鬼に出会ったのは後にも先にもない」と語るほど狂暴だったSは、亀井氏との出会いによって驚くほどの変化を遂げていく。
亀井氏はどのような思いでSに向き合ったのか。命を賭した氏の実話は、人を育てる上での要諦を見事に説き尽くすものである。

私は子供の頃、父から「人間は皆、それぞれの分野で果たすべき責任(使命)を背負ってこの世に生まれている」と教えられました。
父のその教えは、人を教える上で忘れてはならない大切な要諦でもあるといまも思っています。

亀井史巠氏(元刑務官)

★木に学び、木に生かされ、木に悩む

さしがね一本で膨大かつ精緻な図面を描き起こし、材木の癖を見抜いて巧みに組み上げる。
こうした日本の宮大工の伝統技術、匠の心を受け継ぐ数少ない現役棟梁が、田子和則氏である。
物心つく前から先祖伝来の規矩術に触れ、木と共に歩み、人を惹きつける数寄屋を天命として手掛けてきた74歳。
その言葉は、単に大工の道を説くものではなく、日本人、人間の生き方をも示唆している。

西岡棟梁に教わった法隆寺大工の口伝に「木の癖組みは工人たちの心組み」とある。一番大事なのは、心を育てることですよ。

田子和則氏(田子式規矩法大和流六代目/番匠会長・棟梁)

     
 
参加者の感想

★今回のトピックを読んで、育ってきた環境で人は大きく変わるのだと感じました。
亀井氏は困っている人がいたら助けてあげる母の姿を見て育ち、様々な縁に導かれて犯罪者と向き合い更正させていく刑務官となりました。
一方、Sは刑務所で生まれ、祖母に引き取られてからも生活苦で十分な教育を受けることができず、正業に就くこともできないために犯罪に手を染めてしまいました。
ですが、亀井氏との出逢いでSは心を開き、読み書きから人としての道を外さないように生きることの大切さなど様々なことを学んで立ち直ることができたのだと思いました。
Sの考え方、残りの人生を変えたいと真剣に向き合った亀井氏の思いが伝わったのだとこのトピックを読んで感じ取れました。
幼少期に身に付いた考え方、習慣化したものを大人になってから変えることは容易ではないと思います。
今は人を育てる、という立場にはありませんがそういう時が来た時には、人としての道を外さないように真剣に向き合う、接することが大切だと思いました。

★まず感じたことは、田子氏の「いい建築には建てた人の心が見える」の言葉に自分がたずさわっている設備についても同じことが言えると思ったことです。
職場でもまた一般的にも言われている「魂を込める」という言葉があります。田子氏の言葉は、その言葉と同じで、逆に「魂のこもっていない」モノは、良いモノではないと思いました。
自分の作ってきた設備のソフトウェアでも一見できてはいても後々になって不具合を起こしてしまう、ということがよくあります。
それはやっつけ仕事で行ってしまい、田子氏の言葉を借りれば「心の見えない」モノにしたのだと思いました。また田子氏は、「心」のない者にいくら技を教えても無駄、と述べています。
これは、自分で勉強する際にも「心」が伴っていなければならないことだとも思いました。何事も自分の身につかないのは、他ならぬ自分自身に原因があるのだと思いました。
まずは、田子氏の言葉にあるように挨拶で自分自身の心を育てていきます。


仲間の発表を聞いて気付いたこと

★一人ひとりが自然を守ることが大切、昔の人々のように資源も大切にする。
★一つ一つに心を込めて仕事をする。
★道具を大切にする。

       
安全教育
月に1回、安全教育を行っています。

今月は、
1.「モジュールの流れ不良異常処置でリフターを下降したら足を挟まれ受傷」
<発生状況>
移籍機上の梱包モジュールの位置が5cm程度ズレてリフターからシューターに流す際に引っ掛かってしまったため、職制へ異常処置の依頼をした。
職制が異常処置を試みたが1人で処置ができなかったので、作業者A、Bに声を掛け3名で異常処置を再開した。
モジュールを適正な位置に直そうと職制が作業者Aにリフター下降ボタンを押すように指示をした。
その時、作業者Bの右足がリフター下降端に入っていたために挟まれ受傷した。

<補足>
①リフター下降端に足が入ってしまう構造であった。
②モジュールのズレによる不具合は1回/日程度発生。
③安全靴の先芯部分を外れた位置にリフターが下降した。

<原因>
リフターの下降端に足が入ってしまったまま作業を行ったため。
声掛けが無かったから。

2.「ロボットティーチング作業のパネル受け渡し時に親指付け根を切創」
<発生状況>
メカ1名、ティーチング4名にてKYM実施後に3車種びティーチング作業を開始。
受傷者を含む2名が合流しTBMを実施。
TBM後作業再開。
2車種のティーチングが完了したためワークの入替を2名で実施。
作業者A(受傷者)から作業者Bへワークを受け渡す際に作業者Bが支えきれずにワークが下方向にずれて左手親指付け根を受傷。

<補足>
①耐切創手袋は持っていたがゴム手袋とのはめ替えを怠った。(ティーチング作業ではゴム手袋を着用)
②Bは耐切創手袋を着用しAも着用していると思った。(Aの耐切創手袋は黒色でゴム手袋と同色)
③ワーク重量は12㎏でA側が重い形状。

<原因>
作業に適した作業用手袋を着用していなかったため。
声かけが無かったから。

この2つの災害事例から当社でも起こり得る事例について検討をします。

参加者の感想
★相手がいるときは声掛けや合図をして、コミュニケーション不足がないように気をつけることが大切だと思いました。
★作業に適した保護具を身に着けることが重要だと思いました。
★ルールや手順を守り作業を進めることだ大切だとも思いました。
   
 新入社員入社&朝礼指導
 5月11日に新社員が入社しました。

社長によるのオリエンテーションを実施し、会社理念等を学び、その後、機械加工で実習、組立グループへ配属されます。

入社後すぐにスタートするのが朝礼練習です。

当社では、毎朝「活力朝礼」を行っており、全員で声をそろえ、120%の声量を出すことで、自信と活力を引き出し、免疫力の向上や脳の活性化を促しています。

工場での作業は、安全第一です。眠ったままの脳で作業を行うと、けがや事故につながる危険もあります。
そのため、活力朝礼を通して心身をしっかり目覚めさせ、「今日も一日安全に作業を進めよう」という意識を全員で共有しています。

今回の朝礼指導は、昨年入社した社員が担当しました。
教える立場として新入社員に向き合いながら、ベテラン社員がその様子を見守り、発声や動きなどの細かな部分についてアドバイスを行いました。

世代を超えて学び合い、支え合いながら成長できる環境づくりをこれからも大切にしていきます。
       
職場環境改善 
 1.ルーフキャリア
社用車にルーフキャリアを付けました。

これまでは社内スペースに限りがありましたが、ルーフキャリアによって脚立等の長尺の工具が運びやすくなりました。
 Before      After
 
 
 2.雨漏り修繕
 事務所で雨漏りが発生し、原因を調査してもらったところ外壁にできた小さな亀裂で、そこから雨水が侵入していました。

今回も野々山木材さんに補修を依頼し、無事に解消。

今後も点検やメンテナンスを大切にしながら、安全で安心して働ける職場環境を維持していきたいと思います。

野々山木材さん、コーワメタルさん、ありがとうございました。

 
       
 3.側溝清掃&草取り
敷地内の側溝清掃と草取りを行いました。

側溝には落ち葉や泥が少しずつ溜まってしまうため、そのままにしておくと水が流れにくくなり、詰まりなどのトラブルにつながることがあります。
そうしたトラブルを防ぐため、社員全員で軍手をはめ、側溝に溜まった泥や落ち葉を取り除きました。

あわせて敷地内の草取りも行い、すっきりきれいになりました。

 
       
 Before     After
       
 
 4.ゴーヤの種まき
 今年もゴーヤの種をまきました。

ゴーヤのツルが伸びていく様子や、黄色の花が咲き、実が少しずつ大きくなっていく様子や今年は何本収穫できるか、今から楽しみです。