東和精機 従業員からの情報発信 第124回
東和精機 従業員からの情報発信 第124回です。
今回は 男子トイレ改装、安全教育、野菜の成長、銘板設置、人間学研究会 の話題をお伝えします。
男子トイレ改装
4月の女子トイレ改装に続いて、男子トイレも綺麗になりました。

事務所棟と、工場棟、両方の男子トイレを改装しました。


各個室のパーテーションも黄緑色から暖か味のある木の風合いのものに変更し、落ち着いた雰囲気へと変わりました。

便器もタンクレスに変え、手洗いボールも継ぎ目なしと物へと変更。全体的にお洒落な空間になった気がします。

当社では、毎週金曜日に掃除の為の時間を長めに確保して、全従業員でトイレを含め、普段使用する場所を掃除します。新しく綺麗になったトイレを、これからも丁寧に手入れしながら使用していきたいです。

 
改装前の現場トイレ
掃除に気を配っていた為、清潔でしたが、
黄緑の壁がちょっと駅のトイレっぽい雰囲気でした



改装中の様子
個室が無いとかなり広く感じます
 

改装後
パーテーションが木目調に変わり、
雰囲気がガラッと変わりました。


Before
こまめにお掃除していたのでまだ使えそうでしたが、
古くなってきていました。
 
Before


After
清潔感と暖か味がある空間へ
 After
事務所トイレ
 

Before

After
洗面ボールは継ぎ目なしでお手入れしやすい。
安全教育
当社では、全社員に向けて毎月安全教育を行っています。
実際に起きた事例を題材に、当社でも起こり得る内容の事例を2例ピックアップし、社員全員で共有、事故の原因と対策について話し合います。

今月取り上げた事例は、「梁上幹線ケーブル撤去作業で誤って並行した充電回路幹線を断線」「廃材搬出時に隙間に足を取られて転倒し左腕を切創」 の2つです。

事例1:梁上幹線ケーブル撤去作業で誤って並行した充電回路幹線を断線

【状況】:撤去作業の幹線を切断し、次に並行していた幹線を切断したところ、火花が発生した。ライン停止3時間発生。 
【原因】:ケーブル撤去作業で誤って並行した活線を切断してしまった。.
→なぜ?→活線幹線の存在は知っていたが、ルートまでは確認していなかった。
テープを頼りに撤去を行っていた為、幹線No.や幹線サイズまでは確認していなかった。切断ヶ所の検電をしていなかった。作責・工責は作業指示をしたが、
具体的な注意喚起が不足していた。
【対策】:ケーブル切断時は検電を確実に行う。作責工責は指示を確実に伝え、安全に十分注意して作業する。

事例2:廃材搬出時に隙間に足を取られて転倒し左腕を切創
【状況】:作業で出た廃材パネルを搬出時に、足元の溝が見えず、足を取られて転倒し、持っていたパネルで左腕負傷。
【原因】:足場の確認が不十分だった。作業によって隙間が出来たことは認識していた。→なぜ?→溝が出来てしまったことは認識していたが、リスクは低いとみなし、
養生しなかった。作業者は、搬出物で足元が見えていなかった。
【対策】:必要あれば養生して隙間をふさぐ。足場を確実に確保する。

【教育を終えての感想】
電気は見えないから怖い。それだから検電は都度行わなければ行けない。
作業中に予定と違う事が起こったら、直ぐに対策する。

安全確認は、やってやり過ぎることはありませんから、何度もするべきですね。

野菜の成長 
ゴーヤとキュウリの成長
6月に入りましたが、まだ梅雨入りはしていない。本日6月17日のゴーヤ・きゅうりの様子です。
昨年度と比べて、成長の勢いが明らかに違っています。これは、今年の試みとして種を植える前に土に混ぜた天然肥料 「ぼかし」 の影響によるものでしょう。
「化学肥料を使用しない」、というポリシーは昨年も同じでしたが、昨年度は落ち葉を燃やしたものを唯一の肥料として与えていました。
昨年の今時期に比べ、大分葉っぱが伸び、緑のカーテンらしくなってきています。野菜たちは梅雨入りが待ち遠しいのでしょうね。
写真ではわかり難いのですが、黄色いお花が沢山咲いています。実をつけてくれるのが楽しみです。
 


先月と比べて見違えるような急成長をしています。
先端は隣の倉庫の屋根まで到達しました。

 
 

黄色い可愛らしいお花が咲きました。
受粉は虫たちに任せることにします。



里芋の葉も大きく成長
 
銘板設置

ショーケースの中に銘板を設置しました。
「倫理ライセンス 17000認定  2023年 9月」 (左写真 上段の賞状)
「通産省第5回 自動化機械開発賞受賞   1975年 3月」 (左写真 下段の盾)
 「内外テック㈱殿より 設立50周年時に贈呈される   2007年 7月」  (中写真 上段の花器)
 「Presented from Mahindra & Mahindra Ltd.  in Feb. 2024」  (中写真 中段のクリスタルキューブ彫刻)
の、4つの銘板を配置して、一層ショーケース内が華やかになったようです。
(株)日本経済社様に依頼して作って頂きました。いつも本当に有難うございます。
 

「倫理ライセンス 17000認定」
「通産省第5回 自動化機械開発賞受賞」


「内外テック㈱殿より 設立50周年時に贈呈される」
「「Presented from Mahindra & Mahindra Ltd.」
 人間学研究会
 人間学研究会を行いました。
  
毎月月末の金曜日に、致知出版社の月刊誌、「致知」の中から2つのトピックを選び、それについての感想文を各自事前に準備します。
当日は、2~3のグループに分かれて、読んでみた感想、学んだこと、気付き、などを発表し合い、自由に意見を言い合うディスカッション形式で行っています。その後、選ばれた代表者が
全員の前で感想文を読み上げます
 

今月の特集 「希望は失望に終わらず」
 
『新約聖書』の中の一節に、こういうものがあるそうです。
「患難は忍耐を生み、忍耐は練達を生み、練達は希望を生む。そして希望は失望に終わることはない。」
患難も忍耐も、一見辛く避けたいことのように思えますが、それが無いと私たちは我儘な人間になってしまします。忍耐することで、そののち、自分に思いがけない程の力が付いてきていることに気が付く日がやってくる。(鈴木秀子 文学博士)

一つ目のトピックスは、理学博士の佐治晴夫さんと、文学博士の鈴木秀子さんの対談です。
読み進めるうちに、
「あなたのこれまでが、あなたのこれからを決めるのではなく、あなたのこれからが、あなたのこれまでを決める。」という佐治先生のお言葉に、一瞬、 あれ??先生、逆じゃないですか?と突っ込みたくなりましたが・・・
「過去に死んでしまいたいと思うほどの出来事があったとしても、その時死んでしまったらその人の今は無い。」そこを乗り越えて良い未来が開けるとしたら、悪かった過去の価値は全く変わって、良い体験だった、あの辛さのおかけで今がある。と感じ方が変化する。

「これからの歩み方次第で過去の価値はいかようにも変えられる。試練の意味は後になって分かる。」(佐治晴夫)

なるほど。過去にあった事の受け止め方は、これからの自分の行い次第で変わるという事ですね。

【参加者の感想 1】
 「人生は今この時を生きていくこと。」小さな希望でも、希望を持つことで明日への生きがいに繋がるのだと感じました。
 私は年2回ほどの家族旅行を一つの楽しみとし、いつでも元気に孫たちと一緒に走り回れるよう健康に気を付けて生活しています。楽しみがあるおかげで、生活に張りを感じています。
「人生は出会いで決まる。」という言葉にも共感しました。
その時には分からないが、出会いに偶然は無く、必ず何らかの意味があって人は人と出会っている。これまでとこれからの、それぞれの出会いを日々大切にしていかなければならないと感じました。
 
代表者発表の様子
左が漆橋さん  右が杉浦さん

 
二つ目のトピックスは、田野畑山地酪農牛乳会長の吉塚公雄さんのインタビューです。

「自然の力をフル活用して牛を育て、安定した農家になること。それが日本の畜産の未来を救う道だ。」(吉塚公雄)

広大な山地を、牛たちが気の向くままに草を食み、歩き回る。農薬は蒔かなくても牛の糞尿で自分で肥培してくれる。自然の摂理に即した酪農で、美味しくて安全な牛乳を生産する。50年かけて吉塚さんが追い求めてきた理想こそが山地酪農です

 
【参加者の感想 2】

人が口にする食物によって、体が喜ぶか、悲鳴を上げるかが決まってしまう。毎日の食品選びが自分の体調に大いに関係している、ということを改めて考えさせられました。

【参加者の感想 3】
まず感じたことは、人も牛も、その体は食べたものから作られているのだということです。農薬を散布された飼料を食べて育った牛の牛乳は安全とは言えない。大多数の酪農家が行っている、利益を追求した酪農のスタイルでは牛にとっても消費者にとっても為にはならない。いつか、自然に近い安全なものが求められるようになる。信念に従って理想を追い求めた吉塚さんの思いに感動しました。


「必ず克服のヒントは有るものです。そこに向かう自分への信頼、絶対にやるという信念が大切です。」
信念を貫いた人の含蓄ある言葉です。