東和精機 従業員からの情報発信 第98回
東和精機 従業員からの情報発信 第98回です。
今回は
、安全体感研修(アジアクリエイト)、安全教育、人間学研究会、職場環境改善についてお伝えします。

安全体感研修(アジアクリエイト安全体感研修センター)
2022.3.1(火)~3.2(水)に豊川市のアジアクリエイト㈱本社工場、安全体感研修センターにて、主に工場内で作業する人15名が、二日間に分かれて、安全体感研修に参加して来ました。

当社では毎月、労働災害を削減するために、安全教育を行っていますが、座学だけでは臨場感がなく、現場の災害の本当の怖さを体験できません。

安全体感研修は、一人ひとりの五感に訴える訓練となり、このような状態を経験することではじめて危険を体感予測することが出来き、各自貴重な体験となりました。

3/2日(第2班) 参加者集合写真

座学の様子
〇研修の流れ
1.座学

2.安全体験実習
 ①回転体巻き込まれ
 ②卓上ボール盤巻き込まれ
 ③エアシリンダー挟まれ
 ④チャッキング挟まれ
 ⑤カプラー残圧衝撃

 



⑥感電・過電流・トラッキング
⑦漏電
⑧脚立ぐらつき
⑨ヘルメット・安全靴
⑩落下衝撃測定LIGHT
⑪玉掛け挟まれ
   
〇実習の様子     
       
       
★参加者の感想★
 〇全部で11個の研修を行い、実際にどうなってしまうのかを見たり体験したことで、どれも衝撃的で驚きの連続でしたが、どれも自分の会社でも起こりうることなので、きちんとルールを守り、正しい使い方、扱い方をしなければならない事の大切さを学ぶことが出来ました。
社内ではもちろんですが、日常生活においても、危険は身の回りにたくさんあるので、災害を起こさない為にはどうしたらよいかも教えていただいたので、今後参考にしていきたいと思いました。(三島)

〇通常では体感できない事なのでこれぐらいの事と思って甘くみていると痛い目にあうことも理解できました。いくら危険だと言われてもピンと来ないことも体感することで理解できるので大変中身のある研修でした。
自分が注意するだけでなく、仲間を守るためにも危険だと思われる行動については躊躇することなく声をかけるようにします。(安藤)

〇巻き込まれ体験ではほんの一瞬ちょっと触れただけですぐ巻き込まれる怖さを体験しました。特に私は髪が長いので、きちんと帽子におさまるようにします。圧力の体験では残圧という見えない力の強さを理解することができました。
電気は仕事だけでなく、家庭でも大切なことを教えて頂きました。
高所作業では痛いこと、けがすることの想像はできていましたが、具体的な数字を見ることでよりこわさを実感しました。(浅見)

安全教育
当社では毎月第3木曜に全社員を対象に安全教育を行っています。(今月は業務の都合で金曜に行いました)
当番になった人が、災害事例の中から、当社でも起こりうる注意すべき内容の事例を選定し、全員の前で発表し、事故対策を考えます。
 2022年2月25日(金)12時45分よりミーティングルームにて、当月担当の南里さん・鈴木さんにより2月度の安全教育を行いました。
災害事例2例の発表と参加者の感想をお伝えします。
 災害事例
ミニグラインダー作業中に砥石に左手指が接触し切創
  状況:受傷者は本日が初めての作業だった。ミニグラインダーで面取り作業中、確認の為持ち上げた際、左手が砥石に接触して受傷した。

→原因
:作業前に教育を受けていたが確認するときに電源を切っていなかった。
 参加者の感想
 グラインダーは危険なので、はじめての人は十分練習してから使用するようにする事
 
南里さん・鈴木さん担当
 
鈴木さん発表
災害事例
②トラックの荷台に撤去材を積み込み時、指を挟んだ
  状況:配管をトラックに荷積時、山積の配管に当たってはねかえってケガをした(骨折)

→原因:手順書が無かった。撤去材がゴミと思っていた。
参加者の感想
 放り込むことが常態化していた。ものを放り投げず二人作業でていねいに置くこと。

 何事も災害には原因があり、その真因を見つけてそこから対策を考える事。

人間学研究会
毎月月末の金曜日に人間学研究会があります。致知出版社の月刊誌「致知」の中から社長がトピックを選定し、それについて各自感想文を書いてきます。
当日は4~5名の班に分かれ、班のリーダーを決めた後、書いてきた感想文をそのうちの一名が読み、そのことについて班の全員が一人づつコメントします。次にまた、別の人が感想文を読み同様に一人づつコメントして行きます。
全員が終わったところで、本日一番良かった感想文の人をリーダーが選び、その人が全員の前でもう一度自分の感想文を発表し、最後に社長が全体の講評をします。
2022.2.25(金) 3月号特集 
   「渋沢栄一に学ぶ人間学」

   
対象ページ P20~
人生や仕事に生かす渋沢栄一の教え」 
  中国古典研究家 守屋 淳氏 ・  明治大学文学部教授 斎藤 孝氏  対談

   ◆学んだこと◆
「柔軟さや修正力も重要だが、一方で花が開くまでやり続けるしつこさ、このバランスが必要」

参加者の声
渋沢栄一氏は違うと分かってからの修正力が高い、かつスピード感がある一方で、日本の近代化や世の中の幸福のために必要だと考えた事業に関しては粘り強くやりぬいていた、と書かれています。
今までのやり方考え方を変えるということは勇気ががいるし、自分の為ではなく世の中のために粘り強く続けるということは、私自身は出来る自信がないのですごい事だと思いました。

渋沢栄一氏は勉強のための勉強ではなく、実践を前提とした勉強をしていたと言います。自分もメモをとるようにしていますが、今後は、実践に生かすためのメモという意識を持ち、わからない事は粘り強くやっていこうと思います。
   
 対象ページ P48~  人間力を高める「論語と算盤」の言葉
   郷学研修所・安岡正篤記念館理事長 安岡定子氏 ・ 侍ジャパン トップチーム監督 栗山英樹氏 対談
   ◆学んだこと◆
渋沢栄一と聞いてまず「論語と算盤」を思い浮かべる人も多いですが、渋沢氏は経営という視点で「論語」を読み解き、近代化の礎を築く上での指針としました。今回は、この書を野球指導や組織作りに役立てた栗山氏と論語塾講師の安岡氏の対談から学びました。

   参加者の声
〇今回のトピックで私は「よき習慣をつけることの大切さ」に注目しました。
安岡氏は
「解決策は自分で考える事、わからない事はその日のうちに速やかにし、丁寧に対応することを習慣化にしたら、おのずから大きな結果に繋がるものだ」とおっしゃっています。
自分は物事を後回しにしがちでそうしているうちに、やり残しや忘れて後でミスに繋がることもあります。まずは今やるべき事を後回しにしないことを心掛けたいと思います。

参加者の声
〇栗山氏のおっしゃった「結果ではなく、やり切ったかどうかに意味がある」という言葉に注目しました。
侍ジャパン監督の栗山氏は「論語と算盤」の中で渋沢氏が
「和魂漢才」という言葉を「士魂商才」という言葉に読み替えているのを参考に、これを野球に置き換え「和魂球才」に至るは和魂尽才」と選手たちに言いました。この言葉には野球選手の実力差は最後までやり尽くしたかどうかの差でしかないというメッセージが込められています。これは野球界だけでは無くすべてのことに当てはまると思いました。
結果に捉われず最後までやり遂げることの大切さを学びました
   

職場環境改善
 職場環境改善として、今回は靴底洗浄機マット交換についてお伝えします。
 靴底洗浄機マット交換
〇事務所棟から組立工場へ出入りする時の為に靴底洗浄機が設置してあります。
 洗浄した後の水分をふき取るゴム製のマットが経年劣化した為交換しました。