従業員からの情報発信第30回

従業員からの情報発信第30回です。
今回は前回に引き続き幹部一般社員を対象にした(社)倫理研究所の富士高原研修所でのセミナー参加の様子と、当社の社会奉仕活動の中から「ポテトまつり」と「東日本震災ボランティア活動」に参加した時の様子をお伝えいたします。

社員倫理セミナー研修報告

5月6日から5月8日の3日間、静岡県の富士高原研修所にて社員倫理セミナーがありました。当社から6名が参加しました。セミナーでは、色々なことを学びました。@力を合わせるA実践力を高めるB感謝の念を深めるC自分を知る、です。また、施設内のホールに笑顔測定器(スマイルスキャン)が常設してあり、自分の笑顔を測定できます。100スマイルが出来るように笑顔トレーニングをしました。また、リフレッシュタイムで外を散歩する時間がありました。
研究所からの風景

最終日には富士山を見ることが出来ました
〜力を合わせる〜
合言葉は、”なれあいではない優しさ、責め心のない厳しさ”です。セミナー中は、メンバーの一人ひとりが、声かけを行なったり、自ら行動をおこし、チームワークを高めます。

〜実践力を高める〜
どのセミナーでも日常の基本動作を繰返し実践していきます。(挨拶、礼の仕方など)
実践トレーニングは、知らず知らずに身についた心身の”くせ”を取り除きます。そして、人の役にたつ個性へと高めてくれます。

〜感謝の念をふかめる〜
今の自分があるのは、父母、祖先、大自然の恩恵に生かされているからです。食事や入浴など実習を通して感謝の心を深めます。

〜自分を知る〜
一人の人間として原点に立ち返って自分の心を見つめ、会社の現実をみつめ、家庭のありようをみつめます。


ホールの様子

この場所で名刺交換や朝礼練習を行いました。


研修所の建物

この場所で自照正座を行いました。

研修を終えて
 3日間の研修では、色々な講座がありました。日常では、自分を見つめることはなかなか出来ないのですが、今回の研修でじっくりと考えることが出来ました。家族や友人など多くの人の支えがあり今の自分があることを深く感じました。また、毎日の食事の仕方は、最初は慣れませんでしたが”感謝を形に表す”食事の作法は日々の生活でも取り入れたいと思いました。(永谷)
 自分を知ることが出来た研修でした。普段出来ないことはやっぱりどこに行っても急にできるものでなく、その場だけで取り繕うことも出来ないということが良く分かりました。積極的に何かをすることは、とても苦手ですが小さな一言だったとしてもその言葉がその場を和ませたり、人と人の心が近づいたりすることに気付くことができました。
両親への感謝の気持ちを思い返す時間をいただきました。それを口に出しスピーチをしたことで更に感謝の気持ちを深く持つことが出来たと思います。あっという間の3日間でしたが、色々な人に出会えて話が聞けたことをとても幸せに思います。学んだことを忘れず、実際の職場・家庭で生かしていきます。(柴田)
 3日間という短い期間でしたが、とても内容の濃い研修だと感じました。ただ、講座を受けるだけでなく集団行動、協力し合うことの重要さも体験できました。また、普通の研修にはない自分の心を見つめたりすることなど、単に技術力をつけた仕事が出来ればそれで良いといった研修ではなかったので、自分自身成長できたのではないかと思います。(竹内)

社会奉仕活動記録
社会奉仕活動参加について

今後CSRを強化すべく、社員を色々な形でボランティアに派遣し、会社成長に繋げます。「人の喜びを我が喜びとする」事が究極の目標で、自分の時間を犠牲にし他人に尽くすことほど尊いことはありません。「ものづくりの前に人づくり」は当社の持論であり、各種奉仕活動により自分を磨き高めることが目的です。(久間)
ポテト祭り
4月30日(土)安城市立丈山小学校で、社会福祉法人ポテト福祉会によるポテトまつりが行なわれました。
ボランティア団体、障害者団体など各種団体によるバザーや催しものとして、バルーンアート・似顔絵コーナー・風船つり・輪投げがありました。当社社員も参加し、商品販売の手伝いをさせて頂きました。



会計を手伝う井上さん

バルーンアートの様子
バザーでは、野菜・果物・シフォンケーキ・マドレーヌ・日用雑貨の販売が行なわれ、模擬店もありました。





当社、社長も参加

客寄せを行なう石川さん



日用雑貨の販売
参加者の感想
 障害者一人に対し、多くの人が補助者として協力されている事、また、少しでも自立出来る様に作業を提供するお店が多くあることに気付かされました。販売商品は、全て関係者の好意で提供された物でした。また、その商品を購入することでも支援になると思います。今回の作業をお手伝いをするとともに少しでも売り上げに協力する事で支援になれば幸いと思いました。(石川)

 初めての体験で、最初は緊張もありましたが次第に雰囲気にも慣れてきて大きな声が出るようになりました。商品を売るコツやお客様の関心のあるものを並べるなど色々と気付かされました。また、機会があればどんどん参加させていただき、少しでも自分の力が貢献出来るよう手助けしたいと感じます。(谷口)

 ポテトまつりのボランティアに参加してよかったです。始めは、自分が邪魔になっているのではないかと言う気持ちもありました。そんな時に、潟\ーシャルエンタープライズの伊藤さんに”元気を出す”ことが大切であることを教わりました。元気を出すことで元気が波及し、全体の活気に繋がると言われ、とても自信になり声を出すことにためらいがなくなりました。これは、普段からできることだと思います。いつでも元気よく振舞えるようになりたいと感じました。また、私は、ハンディキャップと言うイメージだけで、固定概念を持ちすぎていて勝手に線を引いていたと思い反省すべきだと感じました。今回は、良い経験となりました。(井上)

社員倫理セミナー研修報告

4月末から約3ヶ月間、「日本を美しくする会」の中部ブロックにて「東日本救援隊」の災害救援ボランティアが結成されました。

当社もその活動に賛同し、嘱託と一部の従業員を除くほぼ全員が参加することになり、延べ人数24人、期間5月29日〜6月30日の24日間活動しました。

石巻専修大学全景

東日本救援隊ベースキャンプ

ベースキャンプテント
震災ボランティア活動内容

5月末から約1ヶ月間、宮城県の石巻に一人4泊5日で2〜3名づつ順番に東日本震災ボランティア活動に参加してきました。
往復夜行バスで、3日間のボランティア活動でしたが、各自貴重な体験をして来ることが出来ました。

初日は10時くらいに石巻の専修大学に着き、そこに「日本を美しくする会」「東日本救援隊」のベースキャンプが張られていましたので、荷物を置いてボランティアの派遣先へ連れていっていただきました。


ベースキャンプでのラジオ体操


雄勝町
(土台だけのこされた民家の跡地)


瓦礫撤去作業中
体育館が避難所になっている鹿妻小学校のトイレ掃除 や、1時間くらい先の雄勝町の民家の瓦礫の片付けをしたり、また、思い出の写真を洗う作業をした班もあり、現地での3日間は、各自色々な所でさまざまな活動をしてきたようです。
テレビで見たことのある、体育館の避難所に、いまだに大勢の人々が生活している実情を知りました。


震災現場


大川小学校


大川小学校
全校生徒の100名のうち約7割の児童が津波の犠牲となった大川小学校にて献花をさせていただき、あらためて津波の恐ろしさを実感しました。


大川小学校献花台

他社の方々と一緒に
活動した久間社長

ベースキャンプの皆さんと
ベースキャンプは多い時は30人以上にもなり、皆で協力して夕食のお手伝いもしました。 お風呂は近くの道の駅(上品の湯)に行って入ることが出来ました。

往復夜行バスでしたので三日間だけの作業でしたが、被災地を実際目で見てこれからもまだ多くのボランティアの必要性を感じました。
また、全国だけでなく世界中からボランティアが集まって来ていて、そのことも素晴らしいなと感じ、世の中にはお金では買えない貴いものがたくさんあるとあらためて実感しました。

ボランティアに参加した人達に感想を聞きました。
参加者の感想

 実際に作業が出来たのは2日半という短い期間でしたが、自分の目で被災地を見て改めて自然災害の恐ろしさ、人間の生きる力のすごさを体で感じることが出来ました。

今回実際に作業のお手伝いをさせて頂いて、本当に自分が出来る事は小さいけれども、住民の方々にありがとうございますと感謝の言葉をもらった時は逆にもっと手伝わせて下さいという気持ちがわいてきました。

そして、このような作業の出来るような環境を作り、バックアップしていただいた、「日本を美しくする会」のリーダーやメンバーの方々、そして一緒に活動した皆様に感謝します。ありがとうございました。(大北)

雄勝町現場

 石巻市で活動したのは3日間だけでしたが、多くのことを学ぶことができました。

とても片付けられないだろうと思ったところでも、仲間と協力して、コツコツとやっていけばあっという間に綺麗にできたことにすごく感動しました。

自分の目で大震災の現状を見ることができたことと、復興に少しでも貢献できたことを嬉しく思います。(石山)

雄勝町現場

 被災地へ行く前はこんな感じだろうなとテレビで見た映像で想像はしてはいたのですが、生で見ると思っていた光景とのギャップがあまりにも大きすぎて、なかなか現実と受け止めるまで時間がかかりました。

テレビや映画の中に自分が入っているようなそんな感覚の中で作業をしていましたが、目で見て肌で感じることで、今回の災害の恐ろしさが実感出来ました。

実際自分が役に立ったかどうかは分かりませんが、少しでもこのボランティアに参加できて良かったと思いました。(渡辺)

専修大学キャンプベース場
3日という短い期間でしたが、自分で被災地の状況をみたことにより、事の重大さを改めて実感しました。

石巻市で活動中、住民の方たちとも接することがありましたが、住民の方たちは復興にむけて明るく前向きに進んでいるように感じ、私自身も負けずに復興支援をやっていかなければいけないとおもいました。

また、他のボランティアのひとたちとも交流する機会があり、ボランティアに対する想いを聞き、刺激を受けました。

このボランティア活動から帰ったあともできる支援を積極的に行っていこうと思いました。(濱尾)

ベースキャンプのテント内
石巻市での活動は3日間でしたが、初めて会う人たちとうまくコミュニケーションをとり、活動ができるのかとても不安でしたが、ボランティア活動をまとめるリーダーはじめ同じメンバーのサポートによりそのような不安はなくなりました。

普段やらない活動で、1日1日はとても疲れましたが、とても充実していました。

一人一人の力は小さいかもしれませんが、大勢あつまると大きな力となると思います。これからも積極的に復興支援活動に参加していきたいと思いました。(古澤)

移動のワゴン車より
今回、震災の状況を自分の目でみて、自然を相手に人間の力ではどうしようもできない無力感を覚えました。
けれども、ベースキャンプ場には多くのボランティアの人たちがいて、私1人が行ったことはほんの小さなことだけれども皆が集まることにより大きな力となることを今回のボランティア活動に参加して感じました。

今回のボランティア組織を結成してくださった皆様にはとても感謝します。ありがとうございました。(宮嶋)

ベースキャンプテント前