従業員からの情報発信 第16回
従業員からの情報発信第16回です。今回は12月に行なわれたビジネスマナー研修の様子と、小さな社会貢献としてのユニセフ募金について、そして日刊工業新聞に「熟練の技」で掲載された社員の紹介及び忘年会の様子、5S活動紹介として機械磨きの様子をお伝えします。

ビジネスマナー研修
12月6日に年に1度のビジネスマナー研修を行ないました。今回の研修のねらいは、@ビジネスマナーの基本をおさらいし、メールのマナーなど日常業務に求められるスキルを復習 A職場での問題に対する方法や様々な場面における言動のあり方のトレーニングです。最初に、この研修のねらいを個人に置きかえて、研修中に行動できるように一人一人目標をたてました。そして、会社の中で自分の立場や役割は何かを見つめなおしました。

午前中は、ビジネスマナーの基本のおさらいです。言葉遣いや身だしなみ、正しい名刺交換の仕方を実践しました。感じよく話し、問題を解決する為には、正しい敬語、姿勢、態度が大切であることを再認識できました。名刺交換では、お客様の所へ訪問した時を想定して行ないました。自信を持って行動する事が大切であると先生よりアドバイスを頂きました。

きちんとした身だしなみについて

研修での目標をたてます

正しい名刺交換をおそわります

報告・連絡・相談の大切さについて

訪問先を想定しての名刺交換
午後からは、グループに分かれて事例研究として社内で起こった問題について話し合いました。
何が問題点であったのか、その対策はどうしたら良いのか、様々な意見が出ました。最後に、グループでまとめた内容を発表しました。

事例研究

グループ発表
   今回の研修についての感想を聞きました。
  • 言葉遣いでは、正しいと思って使っていたけれどそうではなかったことが確認できました。これからは、きちんとした言葉使いで社会人として恥ずかしくないように行動したいです。
  • 実際にお客様の所へ訪問する時は、研修で学んだ名刺交換を自信を持って行いたいと思いました。
  • 業務における報・連・相がまだまだ出来ていないと思いました。受身ではなく自分から行動できるようにしたいと思いました。

ユニセフ募金
当社は、2005年年末より社会貢献活動としてユニセフ募金をしています。私たちは、現在とても恵まれた環境の中で生活をしています。しかし、世界には、貧困で苦しんでいる人や教育を十分に受けられない子供たちも沢山います。このような人たちに少しでも役立ちたいと言う願いから本当に少しですが年末に日本円、外国コインをユニセフに寄付することとしました。

ユニセフより送られてきた
パンフレット

世界の国々の実情

募金の受領書
忘年会
仕事納めの12月26日(金)に社内で忘年会を行ないました。4、5人がひとつのグループになりグループごとに料理をします。今回のメニューは、焼きうどん、キムチ鍋、サラダ、野菜炒め、サンドウイッチです。この他にピザやお寿司も用意されました。男性社員も手馴れた様子で料理をしていました。短時間で調理を終えて、忘年会のスタートです。始めに各部署に分かれて一年を振り返り色々な話をしました。

乾杯!

ハムステーキ

お寿司

一年間を振り返って

来年に向けての抱負

サラダ・サンドウィッチ・野菜炒め等

日刊工業新聞に「熟練の技」として掲載されました
日刊工業新聞社より日本のモノづくりを支えるマイスター「熟練の技」というテーマで、ホーニング加工の達人として組立グループの谷口さんが取材を受け記事が掲載されました。
取材を受ける谷口さん

ホーニングの説明中
以下に掲載文を紹介いたします。

「研ぎ目」頭の中で見える

創業時から油圧バルブを作り続ける東和精機にて、円筒形の穴を研磨するホーニング加工の達人がいます。谷口正人さんです。入社以来33年、ホーニング一筋、上質の油圧バルブの条件は、スプールと呼ばれる棒状の弁が円筒系の穴をスムーズに滑り、かつ油漏れが少ないこと。穴とスプールの隙間が大きいと油が漏れるが、隙間がないと滑らない。スプールの径に合わせて穴を絶妙な寸法に真円に研ぐ。ここが腕の見せ所だ。谷口さんの愛用機は84年製の横型汎用ホーニング盤。ペダルを踏むと、回転する工具に取付た砥石がせり出す仕組み。手に伝わる感触を頼りに、右足の力を調整して研いでは相方のスプールで隙間を確かめ、絶妙な寸法を探る。「研ぎ過ぎればそこでおしまい。自分の勘だけが頼りだ」穴径を詰めるのと同時に、油が隅々に行き渡るよう研ぎ目を筋交いに仕上げるのも至難の業だ。研ぎ目は砥石の粗さやせり出し具合、ワークを引き抜く速度で決まる。作業中は目で確認できないが、谷口さんの頭の中では「常に(研ぎ目が)見えている」という。
今、油圧バルブを一人で担当する谷口さんは、後輩の教育も任されている。「まずは組付け3年。ホーニングはそれから」熟練の道は遠い。

日刊工業新聞に掲載
 
※ホーニングとは円筒外周上に保持された数個の砥石によって工作物の穴内面を仕上げ加工する方法です。
1954年に油圧バルブの国産化に成功した当社は、現在工作機械を中心に製作していますが、この原点を忘れずにこれらの技術を次の世代に伝えて行くよう、先輩から後輩へと技術の伝承に努めています。

5S活動 機械みがき
毎週金曜日の午後3時〜5時までは5S活動を行なっています。5S活動とは整理・整頓・清潔・清掃・しつけの5Sで、全員参加でグループに分かれ、社内の床磨き・トイレ掃除・洗車に加え、出荷前の機械磨き及び街道筋の清掃も行なっています。
今回は出荷前の機械磨きの様子をお伝えいたします。
出荷前の機械磨きは、組立部門の人はもちろんですが、日頃機械に触る機械の少ない間接部門の人も加わって全員参加で磨いています。

機械磨きの手順は、まず全員輪になって並び、磨く機械の台数分に1から順に番号を言ってゆき、1は1班2は2班のようにして班分けを行ないます。そして自分の班の機械のところに行き、ウエスにワックスを付けてひたすら磨いてゆきます。機械の上の方は脚立に乗って磨いています。

ウエスにワックスを付け磨きます

高い所も磨きます
出荷後もお客様の所で、故障せず無事に動き続けてくれるようにとの願いを込めて一生懸命磨いています。
きれいに磨かれた機械が出荷されていくのを見るのはとても気持ちの良いものです。