従業員からの情報発信 第20回
従業員からの情報発信第20回です。

8月中旬から下旬にかけて高専2名のインターンシップ生を受け入れました。その時の様子と、技術の閻さんの送別会とインターンシップ生の懇親会の様子、倫理法人会のセミナーにて当社社員四名による会員スピーチの様子、そして5S活動紹介としてゴミの分別についてお伝えします。

インターンシップ2009

インターンシップは学生時代に社会人生活や企業の様子を覗くことが出来る機会です。当社は、社会貢献のひとつとしてインターンシップを行なっています。今年で5年目になります。今年は、豊田高専の稲垣さんと石原さんの2名が参加しました。

組立グループ、機械加工グループ、業務グループで現場実習を行いました。更に、5S活動、人間学研究会にも参加し、最終日には実習終了報告会があり実習の成果を発表して頂きました。

スケジュール
8月17日〜20日
組立グループにて実習
油圧、空圧トレーニング機での分解、組立、配線
エアードリル、エアータッパー、ホルソー、ジグソー取扱い方
制御盤の製作・配線に関する講義
8月21日
全社教育、5S活動、人間学研究会、懇親会
8月24日、25日
機械加工グループにて実習
ボール盤操作法(ドリル、タップ)
8月26日、27日
業務グループにて実習
受入検査業務
測定器具の使い方
8月28日
全社教育、安全講和、実習成果報告会、5S活動

実習の様子

  

加工物に対して直角に
穴あけをするのは難しい


正しい工具の使い方を
学んでいます


熱心に説明を聞いています

学校では、頭に入れることがほとんどですが、職場では頭と体の両方を使って勉強することを学びました。(石原さん)



ホルソーでの穴あけ
 

ジグソーの使い方
 


ポンチ打ち

ポンチ打ちを正確に行なうのはとても難しかったです。(稲垣さん)



ポンチ打ち


業務グループでの実習


測定器具の使い方について

インターンシップ体験談

機械工学科 4年 稲垣 飛鳥さん
 自分の視野を広げたくてインターンシップに参加しました。
実習を終えて、社会は厳しいということを学びました。また、基礎の徹底、基礎の重要さ、基礎がなければ応用できないし、どんな事にも基礎がとても大事であることを強く感じました。

 また、朝礼の時に使用している副読本「万人幸福の栞」にある、「日々好日」より学んだことは「後回しにしてはいけない」「仕事が与えられた時には即実行すること」です。実際に、すぐにやらなければいけないと分かっていても出来ていない事がありました。出来ていないと言うことは、分かっていないと同じことだと思うようになりました。



電気・電子システム工学科 4年 石原、武さん
 インターンシップを通じて、実体験が出来そうな場所を探しました。幾つか候補がありましたが、最終的にホームページを見て参加しました。
 実際に参加して、働くということの大変さとものづくりの面白さを知ることが出来ました。また、共通訓練などでものづくりの基礎を学ぶことが出来ました。また、朝礼の倫理教育では、技術者としてだけではなく働く人、全てを対象として何が大切なのかを学びました。

インターンシップは学校行事の一つですが、学校の授業とは全く異なるものだと思っていました。事実、ここでの勉強と学校での勉強とは、大きく違っていました。しかし、学校で教わったことが全く関係がない訳ではありません。学校での知識が基となってここで学ぶことが吸収されると思いました。


送別会&懇親会

8月21日に閻さんの送別会とインターンシップの稲垣さんと石原さんの懇親会を行いました。

 派遣社員として2007年7月に入社した中国出身の閻さんが退職することとなりました。
入社して、現場で機械組立、電気配線、機械加工、受入検査業務を行い、技術グループで機械設計をされました。

 いつも笑顔を絶やさない閻さんは、とても勉強熱心です。日本語を勉強されて日本にきましたが、日本に来てからも毎日、日本語を勉強していました。当社で行なっている全社人間学研究会にも参加し「致知」を読んでいました。日本がとても好きでいつか家族みんなで日本に住みたいと語ってくれました。閻さんの熱心さ、業務での積極的なところを私達も見習いたいものです。

 また、稲垣さんと石原さんは、業務時間中とは違いとてもリラックスしている様子でした。インターンシップを1週間経験して、皆と打ち解けていました。同世代ではない人達とこのような行事をしたことはないとのこと。初めての経験でいろいろな話が聞ける事がいいと話してくれました。

  調理の様子  



閻さん最後の挨拶


稲垣さん、石原さん挨拶


閻さんに乾杯の音頭を
取ってもらいました

倫理法人会会員スピーチ

毎週土曜日には岡崎市倫理法人会のモーニングセミナーに参加しています。

岡崎ニューグランドホテルにて、朝6時30分から7時30分までの1時間、倫理法人会のレクチャラーや各界の方々の講話をお聞きしています。
先月は、当社社員四名による会員スピーチがありました。
自己紹介及び倫理を学んで良かったことなどを各自10分くらいの持ち時間でスピーチをしました。
スピーチをした4人に感想を聞きました。

早起きの習慣(石川直和)
 大勢の会員の方の前でのスピーチで緊張しましたがあっという間に終わったような感じでした。
今までやってきた事を反省する良い機会になりました。
このモーニングセミナーに出席するようになってから、平日も5時に起きるようになりました。
仕事の段取りや新聞を読んだり、通信教育の勉強をしたりと、早朝の時間を有効に使う良い習慣が出来ました。

貴重な体験(山口竜也)
 会員のほとんどの方達が経営者でしたのでとても緊張しました。
しかし、前もってスピーチ原稿を作成し、何度も練習をしましたのでスムーズに出来ました。
このような貴重な体験をさせて頂いて感謝しています。

素直に受け入れ実践することの大切さ(谷口のり子)
 約40名ほどの会員の方の前でのスピーチで緊張しましたが良い経験をさせていただきました。
自分を振り返る事が出来、又、自分がやらなければならないことが分かりました。
毎週、朝のセミナーに参加し色々な人の話を聞くことによって、素直に受け入れ、素直に実践することの大切さを学びました。
暖かい家庭の大切さ(柴田香)
 モーニングセミナーに参加するようになり、苦手だった朝起きが出来るようになりました。
以前、倫理法人会主催のセミナーが刈谷市で行なわれた時に、テレビにも時々出演されたことがある、岡崎市の住職廣中邦充氏の講話をお聞きしました。廣中和尚は家庭の事情で親といっしょに暮せない子ども達を全国から預かり育てておられます。和尚の話をお聞きして、家族や子どもの成長には不安なく過ごせる暖かい家庭を作ることが大切であることを学びました。
これからも色々な方々のお話を聞いて、自分の知らない事を教えてもらい学んでいきたいと思いました。
5S活動紹介(ゴミの分別について)
毎週金曜日の午後3時から5時まで5S活動を行なっています。5S活動とは、整理・整頓・清掃・清潔・しつけの5Sです。全員参加でグループに分かれて、事務所及び工場棟の清掃及び床磨き、トイレ掃除・社用車の洗車などを行なっています。
今月はゴミの分別について紹介します。
ゴミの分別方法

まず、ゴミの中でも社内で再利用できるもの(ビニール紐・ウエス・ビニール袋・緩衝材)を仕分けます。

次に、オフィスペーパー・ミックスペーパー・プラごみ・可燃ごみ・不燃ごみ・段ボール・新聞・雑誌・缶・びん・ガラス・などかなり細かく分別します。

ごみは分別して捨てます
中でも、オフィスペーパー・新聞紙・雑誌・段ボール・アルミ缶は処分費用がかからず、分別すればお金が戻ってきます。
リサイクルできるということは環境にもやさしいということになります。

また、最近はじめたゴミの減量化への取り組みとして、草・土を乾燥させて軽量化を計っています。

細かく分けられたごみ箱
ゴミの分別の感想

家庭ではごみの処理にタッチしていなかったので、主婦の苦労が良くわかりました。今後もごみの減量をめざし努力します。(伊藤談