従業員からの情報発信 第14回
8月中旬から下旬にかけて高専2名のインターンシップ生を受け入れました。その時の様子と中途入社の方の紹介及び歓迎会をかねたインターンシップ生の慰労会の様子、そして5S活動紹介として事務所棟(食堂)の掃除の様子などをお伝えします。

20年度インターンシップ
インターンシップは、学生が会社で自分の将来に関連のある職業体験を行える制度です。学校との連携関係をつくり、情報交流を進める機会となります。また、学生にとって実際の仕事や職場の状況を知り、自己の職業適性や職業選択について深く考える機会となります。
当社では、インターンシップは社会貢献のひとつとなっており、今年で4年目となります。

今年度のインターンシップ参加者は、豊田高専 三浦さんと八代高専 瀧森さんです。「働く」とは、どういうことなのか?仕事とはどの様なものか?を学び進路選択の材料にしたい。また、人として大きく成長したいという大きな目的を持って参加されました。
期間中、機械加工グループ、業務グループ、組立グループで様々な実習を行いました。初めて見る機械にとても興味を持っている様子でした。また、金曜日の5S活動、人間学研究会にも参加し、最終日は、インターンシップ報告会がありました。

実習の様子&2人のコメント


エアードリルの持ち方の指導


真っ直ぐに開けるのは難しい
ボール盤での穴あけ・タップ加工は学校で習ったこともあり、作業はスムーズに進みました。しかし、エアードリルを使うのは初めてということもあり、ボール盤のように材料に対して垂直に穴をあけるのはとても難しかった。また、アーク溶接も習ったけれど、久しぶりだったので難しく感じられました。
加工された部品の検査を行いました。
図面の指示通りにものが出来ているのかを検査器具を使って検査します。模範棒や三次元測定機など、初めて見る測定機がありました。

地味な作業ではあるけれど、組み立てる時に穴の径や位置が図面と違っていたら作り直さなければならず手間がかかります。このことから、測定検査はとても大切な仕事だと感じました。
また、三次元測定機は、使い方がとても難しかったけれどとてもいい経験になりました。

図面通りに加工
できているかチェックしてます

初めて使う
測定器具もありました


きちんと加工されて
いるようです


機械の整備では、作業者のアイデア次第でとても使いやすくなり、エアーホースや電気配線など、目に付くものは綺麗に整理されていなければならならないことが分かりました。また、作業を通じてものづくりに対する熱意を感じました。


エアーバルブの説明

どの様に
組み立てるのか勉強中


熱心に聴いています
歪取機の搬送装置の組立て・空気圧回路の組立て作業を行いました。
直角・平行を出すために、どんな小さな事柄にも細心の注意を払わなければならないことが分かりました。
エアー回路の組立てはバルブなどの配置決めに技術者のセンスが問われるため、ただ組み立てればいいものではないことが分かりました。

インターンシップを終えて

インターンシップを通して自分の未熟さや思っていたよりも世間知らずであったことが分かりました。原因は「経験の量」だと思います。今まで学校という枠の中で生活していたので『学校で学ぶこと』しか分かりませんでした。しかし、学校外にでて実際に”仕事”をしてみて多くの『学校では学べないもの』を経験できました。また、熊本から愛知に来て自分の故郷から離れて働くことの大変さも良く分かりました。これから、もっと自分の視野を広げていろいろなことを経験して成長していきたいと思います。(瀧森)
ここで、実際に現場に入り作業をしてみて、基本的なことや細かいこだわりがとても大切なものだということが、分かりました。細かいバリ取りや配線の整理など今まで重要視していなかったものの大切さが分かりました。また、掃除や身の回りの整理整頓など最低限の作業は、実は、人間を成長させる大事な手段であるということが分かりました。東和との出会いは、良い縁だったと思います。(三浦)

担当者からのコメント


こちらの話をしっかり聞いてくれていたので、言われた通りに実習も出来ていました。これからも「学ぼう」という気持ちを忘れずに頑張ってもらいたいです。(技術第1Gr 宮嶋 )

2人とも物静かでしたが、教えられた事を熱心に学ぼうとする意欲にあふれていました。毎日の実習日誌もとても丁寧に書かれていました。(業務Gr 谷口 )

大人しいけれど、聞きたいことはしっかりと質問していました。2人とも向上心がありました。学校でも向上心をもって頑張ってもらいたいです。(組立Gr 梯 )

寮生活や部活動をしているため、上下関係のコミュニケーションが上手に取れていると感じました。また、何事にも意欲的で見習いたいと思いました。(組立Gr 上村 )

見るのも、触るのも初めてだったようで、大変興味をもっていました。積極的に質問をしていました。学生生活を楽しみ、色々なことへチャレンジしてほしいです。(組立Gr 谷口 )

新入社員の紹介

8月入社の大北康善さんは、前職ではコピー機のサービスエンジニアとして点検・修理・販売をされていました。
現在は組立グループで機械組立をしています。まだ、入社して間もないですが、出張工事にも行って活躍されて
います。


趣味・特技
  バスケットボール(中学校から高校) 少林寺拳法(弐段)

当社へ入社した動機は何ですか?
  ものづくりの世界に入って、自分がどこまで出来るのかチャレンジしてみようと思ったからです。

会社の雰囲気はどのような感じですか?
  皆さんが親切に教えてくださるので、仕事も覚えやすいと思いました。

入社してからの抱負
  まずは、自分に出来ることを一生懸命にやって、エンジニアとして認められる人になりたいです。そして、将来的には、後輩を指導していけるように、人間的にも成長していきたいし、技術力も身に付けたいです。
 


大北康善さん

親睦会
新入社員の大北さんの歓迎とインターンシップ実習生2人の慰労をかねた親睦会を行いました。
今回は、社内で初めてバーベキューをしました。皆、一生懸命に炭で火をおこしています。火が十分つくまでの間、食材を切り、手際よく準備が進みます。火が十分についたら早速、焼きに入ります。沢山の野菜、お肉がコンロの上に並び焼けるのがとても待ち遠しい様子。串焼きもありました。
次々に焼き上がり、その味は、熱々で美味しいとのこと。焼きながら食べるのは、やはり最高です。お酒もすすみます。

沢山の材料が
次々に並べられてます


焼きあがるのが待ち遠しい


手早く調理


生春巻きを巻いてます
一方、食堂では、グループに分かれて調理が始まりました。皆で協力して短時間に料理を作ります。
今回は、生春巻き・お好み焼き・炊き込みご飯・サラスパサラダなどです。
全ての料理が出来上がり乾杯です。
早速、皆で作った料理をいただきます。どの料理も味付けがよかったようです。はじめて参加した人たちも楽しんですごせた様子。食事もすすみ、話も弾みました。


短時間に料理ができました

実習生の2人です
約2週間の実習お疲れ様でした


大北さん挨拶

事務所棟(食堂)の掃除
毎週金曜日の午後3時から5時まで5S活動を行なっています。5S活動とは、整理・整頓・清掃・清潔・しつけの5Sです。全員参加でグループに分かれて、事務所及び工場棟の清掃及び床磨き、トイレ掃除・洗車に加えて、街道筋の清掃も行なっています。

特に、事務所・工場棟の5Sでは、ものを探す時間の無駄の防止、もの探しによる思考の中断の防止、担当者不在時に業務が停滞することの防止などの効果があり、清潔で快適な職場環境の維持ができます。今月は事務所棟(食堂)の清掃について紹介します。
掃除の基本は上から下へ
 @窓を開ける
 A中のものは掃除しやすいように片付ける
 B地面と平行なところは、上から下へはたきをかける
 C雑巾がけをして、最後にごみを捨てる
食堂の掃除

まず、はじめに窓を開け、上から下にはたきをかけます。
机が座卓式になっているので、持ち上げて移動させ中に入って掃除機がけします。

座卓を持ち上げて移動します

中の掃除機がけ
机や棚を雑巾で拭き掃除し、流し台の中を磨き、ブラインドや窓ガラスもきれいにします。
食堂は使用後毎日掃除していますが、週一回はこうして掃除していますので、改装して約二年になりますが、とてもきれいに保たれています。

窓ふき

床の汚れとり
質問:事務所及び食堂の掃除について一言お願いします。
  
  ・毎日掃除をしていても週に一度隅々まで掃除するとかなり汚れています。きれいになると気持ちよく食事ができます。(山本 談) 

  ・家でも掃除はしていますが、これほどまで丁寧にはしていませんでした。意外な所が汚れているものだと改めて気づきました。
   また、普段家で掃除をやらない人は、家族の方の苦労がわかる良い機会となるのではないかと思います。(松橋 談)